人体の不思議展

本日、京都文化博物館において催されております「人体の不思議展」を見て参りました。10時の開場と同時くらいに入ったにも関わらず、結構な人手。

土曜ということもあり、家族連れがかなりいた。あとはおばちゃん二人とか、カップルとか。ちっちゃい子は泣いてる子も多かった。大抵は、「コワイぃ!帰るぅ!」と叫んでいたり、「イヤヤ…イヤヤ…」とつぶやいていたり。。
やたら専門知識の多そうなおばちゃんが(医療関係者?!)お連れのおばちゃんに、「ホンモノの脳みそってな、豆腐みたいな感触やねん。解剖する時はな、まず脳みそ硬くする薬使ってから切るねん。」としきりに説明してた。
カップルは、一時もつないだ手を離さずに、ショーケースや人間標本の周りを歩き回ってた。二人で「肝硬変になった肝臓」とか、「子宮癌」とか、「3ヶ月目の胎児の標本」とかを見てきっと勉強してたんやね。時には二人で代わるがわるに「ホンモノの脳みそ」を手にとって触ってみたりしながら。何事も学ぶことは素晴らしい!

きっともう観に行った人もたくさんいるでしょうね。話題になっているように、ここに展示されているものは全て「ホンモノの人間」。あるものは生きていた頃の顔が分かるような形で、あるものは元々の形が分からなくなるほどバラバラになって。
本当にありがとうございますって思う。私たちが勉強できるのは、まず何よりこの標本たちのお陰だから。

大学院に入って、今の自分には「医学」の視点ってのも必要なんだとしみじみ感じるようになった。重症心身障害の子どもたちと関わっていくためには、それがないといけない。医学のチカラなしには、彼らは生きていけないから。
いろいろ感じるところはあるけど、今の私は「前向きに」「やってみる」しかない!!
とりあえず、今日売店で買った写真いっぱいの本を見ながら勉強してみよっと!まずは…脳!

あーーー。「自分の未熟さ」を痛感してばかりの今日この頃。。