『〝さよなら〟の代わりに記憶を消した』

このキャッチフレーズにつられて、友達と見た映画「エターナル・サンシャイン」。
http://www.eternalsunshine.jp/

これは福岡の天神で友達と二人で見たんやけど、一緒に見てた友達が寝なかったことがまず奇跡的!いろいろ考えさせられるし、(特に女性には)面白い映画なんじゃないかなぁ。
でも、流れがちと難解。エンディングの時に、もう一度頭の中を再整理しなおす必要があるよ。

誰でも失恋ってのはいつかは経験するものだと思う。んで、その中で感じたたくさんの痛みを知りながら人はさらに成長する。だけどこの映画の彼女は、その「痛み」から逃げてしまうんよね。彼を忘れるために。

でも忘れられた彼の方はどんな気持ちがするんやろう?思い出がなくなるって、どういうことなんやろう?

結果的には、「忘れたかったはずの過去の中にも、忘れたくない暖かい・美しい思い出があるということに気づく」ってオチなんやけど(大丈夫、これから映画見る人の楽しみはとらないから)、それって当たり前のことやんね。
思い出があって、痛みがあって、だからこそ人は「これから出会う人にしてあげたいこと、一緒に歩んでいきたい道」を少しずつ形にしていくことができると思う。
これって、一つの学習。逆に、学習できない人、思い出から逃げる人、はきっとこれから出会う人とこれからの自分のことを幸せにはできないんではないかなぁ…。

今のパートナーと別れたとして、記憶を消したとして……ある日、そのパートナーの存在を知らない朝が来る。その人がこの地球上に存在しているかどうかすらまだしらない朝だ。
そんな〝新しい〟朝に出会ったその人と、あたしはまた再び恋に落ちるのかなぁ???

ねぇねぇ、恋はスパイラル?