教育実習、初授業

中学3年生の社会科。私の担当は政治。
憲法の14条平等権と23条生存権社会権)について、2種類の授業を6クラス分する。

今日は記念すべき初授業。50人弱の女子(オンリー)を相手にゆきんこ節を発揮できただろうか…
この授業を組み立てるのに要した時間は2週間あまり。教材研究、指導案構成、やり直し…の繰り返し。ひたすら、繰り返し。

今日の授業は、
「大阪の太田房江知事の土俵をめぐる問題」を教材に取り上げて“平等権”について考えてみようというもの。初日から3コマ連続の授業。かなりキツかったさ><

「クラスを分布図」を作って自分の意見を表明させる…というのが私の授業のメイン。
「差別だと思う」「思わない」が左右の端に書かれている黒板上の直線に、自分の名前をマグネットで貼る。場合によっては「若干差別だと思うけど悩みます」なんていう意見もあり。真ん中で「差別だと思う」寄りに名前を貼ればいい。(この手法は大学の講義内で教えてもらったもの)

中学生はね、思ったよりも楽しそうにこの作業をするねん!
クラス一斉にこの作業をやらせるんやけど、近くの席の子とか仲良しの友達と「ねぇ、どっちの意見なん??」なんて言いながらワイワイ名前を貼る。
そして最後には、「自分のクラス全体の意見分布図」が出来上がる。(思ったよりも、みんな「自分の本音の意見」をしっかり表明するんだなぁ〜これが。)
自主的に手を挙げさせて発言させることが、とってもとっても難しい彼女たち…でもこうすれば簡単に自分の意見を示すことができる☆

この作業以降、だいたいの場合はクラスの雰囲気が和むねん。

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「自分の意見を持たせること」「問題について考えさせること」の難しさを大いに感じた授業でありました。

「権利って何か?」「憲法って何か?」っていう問題は、自分自身が問題を意識して、それに対してどういう意見を持つかによって初めて見えてくるものやもん。当たり前を当たり前と思って生活しているだけでは、「権利」なんてものは見えてこないよね☆

でもでもでも…
あああああああああ
ほんまに難しい…奥が深すぎるよ…授業ってやつは…